FujifilmX-T5からNikonZfにマウント替えしたお話

カメラ

今まで使用してきたカメラたち

良い機会なので自分用のメモとして今までの機材たちを振り返ってみたいと思います。

  • Canon EOS 70D
  • SONY α7 II
  • Leica Q
  • FUJIFILM X-T3
  • FUJIFILM X-T5
  • Nikon Zf NEW

Canonはなんとなく持っていただけでほとんど何も考えずに使っていました。

α7IIから写真にハマりました。
Zeissの55mm(SEL55F18Z)の写り、というより55mmF1.8のボケ感は本当に感動したのを覚えています。
当時はとにかく低いF値で背景をボカした写真が撮りたい!という頃でしたので、そういうレンズを買い足そうと思っても良さげなレンズ(GM等)は全て高価で買えない。
仮に買えたとしてもでかくて気軽に持ち運べるレベルじゃない。
このままずっと妥協してレンズを選んだり使ったりしていくのかと思うと嫌になりました。
それとシャッター音がどうしても好きになれなくて、撮影自体の楽しさを感じられるカメラじゃなかったのも要因の一つです(個人的には!)。

SEL55F18Z
LeicaQを構えている妻。
SEL55F18Z
この頃の妻は最強に可愛い。
SEL2470Z
初めてのF4通しの標準ズーム。

今見返しても悪くない、というか普通に良いですね…。
当時で考えるとこの写りでフルサイズでこのコンパクトさ…と考えたらすごかったのかも。
でも、今もそうですがネットを見れば髪の毛一本一本までシャープでカリカリな写真がゴロゴロ出てくるので、無駄に自分の写真を拡大しては解像感の違いを見比べてしまい、耐えられませんでした…。

そしてだんだんカメラを使わなくなっていきました。
ちょうど「デジカメなんていらないスマホで十分」という意見が広まり始めた頃だったと記憶しています。

そんな時に出てきたのがFujifilmのX-T3だったと記憶しています。
APSCだけどフルサイズとの画質の差は自分にはわからない(※①コレが後々響いてきます…)。
とにかく軽量コンパクト。
どうせ持ち出さずに全然撮らないフルサイズより気軽に持ち出せるAPSCの方がいいんじゃないかと当時は考えました。
更にレンズも手が届くレベルで色々ある。
ちょうどフィルム調の写真にハマっていたこともありAPSCでノイズが出やすかったとしてもそれも味になるしOK、フジの色味は好きなのでフィルムシミュレーションを使って、RAW現像しなくてよくなるなら最高じゃん!とマウントごと乗り換えました。(※②結局RAW現像していました)
そこから当分の間はX-T3を愛用していました。

FUJIFILM X-T3 XF90mmF2 R LM WR
FUJIFILM X-T3 XF10-24mmF4 R OIS

X-T5の購入に合わせて大三元「XF16-55mmF2.8 R LM WR」を購入。
(X-T3は手ぶれ補正がなく、レンズにも付いていなかったため)

大三元の写りの良さと便利さを痛感したものの、やはりサイズがネックで普段使い用に写りが良くてコンパクトなレンズが欲しいなと物色していた時に見つけたのがNoktonでした。
初のマニュアルフォーカスでしたが値段もそこまでではないので試してみるにはちょうど良いレンズでした。
実際使ってみて、毎回しっかりピントを合わせようとするより、多少外れてても気にせずシャッターを切るという使い方をすれば、かなり便利だなと思いました。
AFが迷ってシャッター切れない、フォーカスポイント動かしてる間にチャンスを逃す、みたいなことがありません。

たぶんiPhoneで撮影
X-T5で撮影

Nokton23mmでマニュアルフォーカスの良さを知り、あまり使っていないLeicaQをレンズに変えてはどうだろうかと思いつきます。
X-T5ばっかり使ってる、28mmという画角がどうにも好きになれない、スマホの画角とも被る、さらにレンズ自体がマゼンタ被りするせいか「jpgの緑被りがすごくてRAW現像必須」など不満があり、それならもうレンズに変えてX-T5で使おう!と、ちょうど中古美品で出ていたSummicron35mm F2 ASPH (フードはめ込み式)に運命を感じ、買い替えました。
このカメラは妻からのプレゼントだったこともあり、時が立つにつれて陳腐化していくカメラ本体よりもレンズにして後生大事に持っていたかったという思いもありました。

LeicaQ

金額的に仕方なかったとはいえLeicaQについていたズミルックスからズミクロンにランク落ち?しているのがちょっと悲しいところです。

X-T3〜X-T5で使用したレンズたち

  • XF35mmF1.4 R(途中で売却)
  • XF90mmF2 R LM WR
  • XF10-24mmF4 R OIS WR(途中で売却)
  • XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
  • XF16-55mmF2.8 R LM WR
  • Nokton23mm F1.2 Aspherical
  • Summicron35mm F2 ASPH (フードはめ込み式)
Nikon Zf + Summicron35mm F2 ASPH

FUJIFILMのおかげで色々なレンズを試すことができました。
特にレッドバッジの大三元標準ズームの所有感(純正最高峰)と便利さを体験できたのは大きかったです。
そのおかげで、良い標準レンズが一本あればほとんど事足りるという事に気付けました。
ただ、このレンズAPSCらしからぬデカさで常用するのは厳しく、普段はマニュアルフォーカスの小さいレンズNokton23mm F1.2 Asphericalをメインで使い、行事やイベント事にはXF1655をつけていくという運用をしていました。

本当はSummicron35mm F2 ASPHをメインで使いたかったのですが、APSCだと換算50mmになってしまい、未就学児の子どもたちとの日常を写すような僕の使い方だと難しかったです。
※③これが今回買い換えた最大の理由。

乗り換えた理由

iPhoneで撮影
  1. フルサイズとの画質の違い
  2. 結局RAW現像している(FUJIFILMのプロファイルも使わない)
  3. Summicron35mm F2 ASPH をメインで使いたい
  4. サイズ感が大して変わらない
  5. レンズの価格帯が大して変わらない

①フルサイズとの画質の違い

X-T5 + Nokton 23mm クラシッククロームで現像

「画質の違い」と題しておりますが、高感度耐性、ダイナミックレンジの違い、それに伴うRAW現像時のデータの扱いやすさ。の違いだと感じています。ただこれも、撮影した全ての写真に当てはまるものではなくて撮影環境によっては「大して変わらない」「違いがわからない」というのも真実だと思っています。

特にX-T3、X-T5でシャドウ部分を後から持ち上げようとした場合が難しかったです。
それとフジ機にはDR100〜DR400とダイナミックレンジが選べるという機能があるのですがイマイチよくわからないので基本DR100に固定していました。

②結局RAW現像している(FUJIFILMのプロファイルも使わない)

フィルムシミュレーションを色々弄ってみて思ったのは、シチュエーションによってフィルムシミュレーションを色々使い分けれる人であれば良いのかなということでした。
メーカー側もそのように楽しんで欲しいと思っている気がします。
しかし自分は撮影中にいちいちフィルムシミュレーションを変えるのは面倒なので、結局あとでRAW現像すればいいやとなってしまいました。
なんとかjpg撮って出しで済まそうと色々カスタムを弄り倒してシチュエーションによってはバッチリハマるものができたりするのですが少し環境が変わるとうーんとなったり、まぁまぁいいけど現像したほうがいいよね…となり、結局諦めました。

RAW現像時もプロファイルはAdobeニュートラルを使用しています。

ノイズも味だと最初は思っていたのですが、ことRAW現像においてはノイズがない方がいじりやすいです。ノイズが欲しければ後からいくらでも足せますし…。

せっかくなので最後に何枚かフィルムシミュレーションを使って現像してみました。

③Summicron35mm F2 ASPH をメインで使いたい

X-T5 + Nokton 23mm クラシックネガで現像

これが一番の要因でした。

思い入れのあるレンズですし、せっかくのライカレンズをクロップせずに端まで堪能したい。

それにしてもこの見た目…最高です…。

④サイズ感が大して変わらない

Zfの方が若干大きいですし、重いです。
あと持ちづらいです。(純正のグリップを購入してみました)

でも日常使いで「カメラを持ち出すかどうか」において、このサイズの違いは大した差にならないと感じています。

行事やイベント時は標準ズームを使いますが、こちらもX-T5の時と大して変わりません。

ただ唯一…。

X-T5 + Nokton 23mm クラシッククロームで現像
初めてのライトバズーカです。笑えるくらいデカい…。

こいつはやばいです。

ただ、こんなのを持ち出す時は運動会や、発表会等、気合を入れて撮影に向かう時だけなので、ここのサイズ差に関してはあまり問題はないかなと考えています。

⑤レンズの価格帯が大して変わらない

Fujifilmが高いのかNikonが安いのか、フルサイズのZマウントでも10万円〜20万円でフジよりちょっと高いくらいで選べるレンズが結構あるなという印象です。

Zf用に買ったレンズ

  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (小三元)
  • TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067) [ニコンZ用]

上記2本だけです。

普段使いのズミクロン35mm。
行事やイベント用に24-120mm。
特別な行事(運動会や発表会)用に50-400mm。

標準レンズをどれにするか、F2.8が必要かどうかでかなり悩みました。
とりあえずZ 24-120mm f/4 Sを試し撮りしてみた感想としてはかなりシャープで良い感じです。
さすがSラインといった感じです。
F値に関してもフルサイズで高感度耐性が高いので大丈夫そうかなという印象です。
サイズもコンパクトですしこのレンズはやばいですね。

今までの経験から必要なレンズと、趣味レンズとの区別が自分の中で明確にできているので、それがはっきり認識できたことも今回の買い替えでの収穫でした。

また、昔と違い低いF値で背景をぼかすことだけに執着しなくなったことも大きい気がします。

でもやっぱり100mmくらいのポートレートレンズと明るい50mmでも遊びたくなる…。

乗り換えてみて最初に感じたこと

  • jpg撮って出しの色が良い
  • 自撮りする時にバリアングルを向きを変えると自動でタイマーになる!
  • RAW現像しやすい
  • ISO4000とかでも全然使える
  • 出てくる絵に立体感がある
    • ノイズが少ないせいなのかエンジンの違いなのかはわかりません…
  • スリープからシャッターボタン半押しで復帰できるの最高
    • X-T5はスイッチ入れ直さないといけなかった…
  • 液晶がきれいなせいかフォーカスピーキングがなくてもMF時にピントが掴みやすい
    • ファインダーの性能は同じくらい?
  • ズミクロンがクロップせずに端まで使える!!

まだ2日程、家で触っただけなので今後色々出てくるかもしれませんが今のところ買ってよかったなと思っています。

マップカメラさんの先取交換を使ってみました

このブログを執筆現在(2025/03/28)、まだ売却予定のカメラとレンズは手元にある状態です。

ちゃんと売却できるか心配ですが、なにかあれば追記したいと思います。

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